シバンムシとは、小麦粉にわく小さな茶色い虫で、我が家では最近、一日2~3匹見ることができます。
気を付けているのですが、一度発生してしまうと、かなり長い間、戦闘態勢を維持しなければいけません。
この小虫「シバンムシ」さんを考察してみます。
粉にわく茶色い昆虫「シバンムシ」さん
小麦粉にわく小さな茶色い虫の正体シバンムシさんは、小麦粉だけにわく訳ではありません。
小麦粉のほか、米だろうが、ドライフラワーだろうが、球根だろうがどこにでも、いつの間にかに繁殖しています。
体長は2~3ミリ程度、夜な夜な飛びながら、壁などに張り付いています。
よーく見ると、ちっちゃいカナブンとか、コガネムシみたいな感じです。

特に、カレーパウダーのような香辛料には目がなく、常温で保存している香辛料を久しぶりに使おうと思うと、ビンの中で大発生していることもあります。
以前、某市販のカレーパウダーに大量発生した際は、トラウマになりました。
某カレーパウダーのビンには、「開封後は吸湿・虫害・退職を防ぐため、キャップをしっかり閉めて冷暗所に保管してください。」という注意書きがあります。
以来、カレーパウダーなどの香辛料系は冷蔵庫で保管するようになりましたが、今回はどこが発生元か皆目見当がつきません。
シバンムシさんは世界中に2,000種、うち日本には62種が確認されているようです。
卵などは、収穫時や加工時に混入すると考えられ、常温保管の環境下で積極的に繁殖するようです。
人間としては、「食害昆虫」となりますが、自然界全体から見ると、ただの「分解者」ですので、ダンゴムシ同様「益虫」ともいえます。
とはいえ、G同様、「不快害虫」とも言えます。
家庭内でシバンムシさんを確認した場合、すでに複数のエリアの「乾燥系食材」に生息エリアを広げています。
この度は、チューリップの球根、某大手食品会社のごま塩内での繁殖が確認できました。
また、たぶん、部屋内のドライフラワーにも潜り込んでいるように感じます。

ジバンムシさんは捕殺しかない
ジバンムシさんを見つけたら、虫かごで飼いたくなってしまうかもしれませんが、お勧めしません。
小さいので、虫かごから抜け出してしまいます。
残念ですが、見つけ次第、キュウっと捕殺するのが良いでしょう。
ジバンムシさんは、白い壁のお部屋ですと見つけやすいのですが、それ以外の部屋ではあまりにも小さすぎて、気付くこともできません。
そのため、薄暗い飲食店、料亭などではいつの間にかに大量発生しつつも、気付くことなく混入食材を使ってしまうこともあるので、注意が必要です。
今回の少量発生(一日2~3匹)では、球根、ごま塩を廃棄しましたが、それでも定期的に出現します。
ドラゴンクエストのスライムのような感じです。(強くはないけど、捕まるとイラつく)
せっかくですので、スマホ用接写レンズを購入し、ジバンムシさんご本人に登場いただきたいと思います。
こちらです。
見た目は最高に小さいカナブンみたいで可愛いんですけどね。


撮影にご協力いただいたジバンムシさんは、お礼としてスタッフが外へ開放しておきました。
室内共存も考えるべきかもしれない
不快害虫を家庭内から徹底的に排除するのであれば、彼らの食材となるようなものを置かないということが第一です。
「シバンムシを徹底的に駆除するべき」という考えもありますが、とはいえ、一定量の食品は身近に置いておく必要があるため、「捕殺はするものの、過度に反応はしない」という方針が必要です。
「あー、今日もジバンムシさんいるなー、がんばってるなー、プチッ」くらいがちょうどよさそうです。
しっかり密閉して、ペットとして買う方法も良いかもしれません。

昆虫が苦手な方が多いかとは思いますが、ほぼすべての昆虫は、基本的には大型生物である人間を恐れているので、人間側は過度にギャーギャー言わなくても大丈夫かと思います。
どんと構えて、いきましょう。
参考:「アース製薬」シバンムシ
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