季節はすっかり5月となり初夏の気候となってきていますが、ひょんなことから、青森りんご協会の手帳を知り、興味本位で購入することにしました。近年は文房具と共に空前の手帳ブームとなっています。一般的なビジネス手帳のほか、県民手帳なども人気があり、そのような中での「青森県りんご協会 りんご手帳」に挑戦です。
青森県りんご協会とは
青森県りんご協会とは、地域経済の活性化と地域社会の健全な発展に寄与することを目的として、青森県におけるりんご産業に係る生産技術の向上や経営改善等に関する事業を行う公益財団法人です。澁川傳次郎(1898~1991)氏が第2次世界大戦後の荒廃したりんご園をみて嘆き、疲弊したりんご産業再生のため「青森県りんご協会」を創立(1946年:昭和21年)したのが始まりです。
主な活動内容としては以下の通りです。
- 当協会の会員へ情報紙「りんごニュース」や季刊誌を発刊し、最新の話題、生産技術、病害虫防除技術などの提供。
- りんご生産者の生活を守るためにりんご政策への提言
- 当協会が取り扱うオススメの剪定用具・果樹苗木などのりんご関連商品を斡旋
- 各種りんご講座の開催や新品種試食会の開催。
青森りんご協会のりんご手帳とは?
りんご手帳とは、青森りんご協会が発行する、カレンダー付きで年間のりんごの作業予定を書き込める便利な手帳です。
りんご手帳には、年間のりんご生産に欠かせないノウハウが記載されており、毎月りんごを育てる上で、どのようなことに留意しなければならないかということを知ることができます。
例えば、1月の目標としては、「昨年の反省を踏まえ、新しい年のりんご生産に挑戦しよう。将来に向けて作業がしやすい夢のある園地づくりを実施しよう」と激励の言葉から始まります。
続いて2月の目標は、整枝剪定も目的が記載されています。王林、ジョナゴールド、シナノゴールドなど青森県を代表するりんごの整枝剪定のポイントが一目瞭然です。
このように、各月ごとに何をすべきかが書いてあるので、りんご農家さん的には大変助かるのではないでしょうか。
りんご手帳にはりんごに関する統計類も掲載されています。これらの統計を通じ、青森県のりんごが国内でもトップクラスの生産地であることを自認することができ、りんご農家の皆さんが誇りを持ってりんご栽培に取り組んでいらっしゃるのだなあと思います。
サラリーマン向けではありませんが、営業先でちょっとした話題を提供するという視点では面白いのではないでしょうか。
1冊送料込みで1,000円ですので、ぜひとも入手してください。
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