石挽きパンケーキを作ろう
少し前の先日ですが、小麦を自分で挽いて小麦粉を作り、何か作りたいなと思いました。
ワークショップ形式で、ハプニングを期待しながら、みんなでイベントのように楽しめないかと考え、アマゾンで石臼を購入し、埼玉の農家さんちへ小麦を買いに行き、流行りのパンケーキを作ろうと思いました。
単純に小麦粉を買って焼くだけでは面白くないので、以下のルールを設定しました。
- 開催地である埼玉県の農産物を使う
- 小麦は農家から直接購入し、自分たちで挽く
- 参加者一人一人が、自分で思い描くパンケーキを焼く
- 焼き上がりをSNS映えするように撮影する
石臼で小麦を挽くには
石臼挽きは、工業的なロール挽きと比べて、製粉時に小麦に触れる部分の温度が低いため、小麦の風味が損なわれにくいと言われているようです。
石臼で小麦を挽くためには、乾燥した殻つき小麦をそのまま挽くのではなく、一度軽く水に浸し、それを乾燥させてから挽くのが良いと農家さんから教わりました。
石臼で挽くと、どうしても小さな殻のかけらが入ってしまいますが、この少量の殻も味になると考え、そのまま食べることにしました。
また、石臼の品質にもよりますが、本当に「荒く」挽けてしまうものもあるかと思います。
明らかに、小麦が固まりで出てきてしまうようでしたら、一度拾い集め、再度石臼に投入する二度挽きも必要かと思います。
ところで、実験的に数日水に浸けてみましたら、芽が出てきました。発芽小麦といったところでしょうか。
発芽小麦はそのまま育て、稲のようになり、ネコちゃんたちの食用となりました。
(ネコはイネ科の葉を食べて毛玉を吐く習性があります。)
石臼はてっぺんに空いた穴から小麦を落としながら、一定のリズムで回しながら挽いていきます。
強く押し付けたり、早く回したりする必要はありません。
石臼の目に沿って、細かく砕かれた小麦が殻と一緒に、少しずつ外へ押し出されていきます。
もし、小麦が粉になっていないようでしたら、もう一度集め、二度挽きしてください。
市販の小麦粉のように細かくなくても大丈夫です。塊があっても、焼けば柔らかくなりますし、つぶつぶする触感は味となります。
一通り、粉に出来たような気がしたら、ふるいにかけて「殻」を取り除いてください。
自分たちで作った「石挽き小麦粉」の完成です!
石挽き小麦のパンケーキをいざ焼かん
さて、あとはベーキングパウダーだの重曹だの、牛乳だの突っ込んで焼くだけです。
お好きに調合していただき、焼きます。
香り、見た目ともに最高においしそうに焼き上がりました。
だれにも負けないおいしいパンケーキを作ろう
ここからが、本当のワークショップです。
誰にもまけないおいしいパンケーキを作ってください!
皆さん、思い思いの「おいしい」かつ「映える」パンケーキを作ります。
参加者のマサフミさん、マサコさんもおいしく作りました。
ほかの皆さんも、自由なパンケーキを作りました。
新鮮な小麦を使ったパンケーキ、どんな有名なパンケーキ屋さんよりおいしく感じました。
(おいしい小麦を生み出す埼玉県が好きになりました。)
食べる前に撮影しますよ!
作って食べるだけではなく、「おいしく撮影する」こともこのワークショップのミッションです。
写真の腕が上がるし、食品などをプロデュースする視点も養われます。
おいしそうに見えるため、チョコレートやフルーツでデコレーションします。
出来上がった「おいしいパンケーキワークショップの写真」
というわけで、下のようなおいしいパンケーキが撮影できました。
作った人の思いが伝わりますね。
おいしい撮影のポイントは以下の2点です。
- 明るい雲天の下で撮影
- 全体を中心とせず、少し上下左右にずらす
高画質の画像をリンクしておきます。画像は自由に転載してください。
あちこちで使っていただいて構いませんが、よろしければ「粉もん研究家.com」と記載していただけますと、嬉しいです。
こんなワークショップを一緒にやりたい方が、また集まると良いですね。
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