JR中央線の荻窪駅は、青梅街道と環状八号線の交差する近くにある駅で、おしゃれな下町感と半端な都会感が入り混じる、「まさに中央線の駅」といった雰囲気があります。
JR中央線は、一般的に南口と北口に分けられ、新宿駅に向かって上が北口、下が南口です。
個人的な感覚ですが、JR中央線沿線は、北口の先は西武新宿線エリアとなり、どちらかというと南口の方がJRらしい雰囲気が出ているかと思います。
そんなJR中央線荻窪駅の北口には「教会通り商店街」という、細く曲がりくねった小さな商店街があります。
教会通り、という名称は、荻窪駅から「セブンスデーアドべンチスト天沼教会」があることから命名されています。
この教会は、「アドベンチスト会 東京衛生病院」の敷地内にあり、衛生病院は、1929年(昭和4年)に設立された、産婦人科に強い365日24時間対応病院です。
教会通り商店街の道幅はとても狭いのですが、昔ながらの建物が残っており、ここに店舗を構えているお店は、原宿の路地裏のおしゃれショップに負けないくらい素敵なお店が多くあります。
前置きが長くなりましたが、そんな環境の中にある、はちみつ専門店がラベイユです。
ラベイユは1983年10月に設立され、今年で35年くらいの老舗ですが、私が初めて知ったのは10年ほど前です。
その頃は、教会通りの民家の1階に店を構えており、「小さなはちみつ屋さん」という印象でした。
ところが、月日が流れ、口コミなどで評判が出て、すぐ近くにお店を移転し、現在のファサードはこんな感じです。
ラベイユでは、世界各国のはちみつを量り売りで購入することが可能です。
最近は着々と店舗出店を進めており、2018/2/1 ラベイユ 小田急百貨店新宿店 2月21日(水)オープン、3月8日(木)には、ラベイユ 大丸福岡天神店 がオープンする予定です。
また、近くにはラベイユのパン屋さんもあります。
こちらは、2017年12月21日にオープンした「はちみつフランス菓子専門店 パティスリー ドゥ ラベイユ」です。
はちみつを使ったおいしそうなパンがたくさん並んでいました。
ラベイユのウェブサイトには、当然のことながらはちみつを使ったレシピなどが公開されています。
粉もん研究家としては、参考にしたいレシピばかりです。
今回は、はちみつを買ってきました。
「シルクグラス」という名称で、採蜜地はピルドー(ハンガリー?)、養蜂家はスハーニ・イシュトヴァーンさん。
ハーブのような香りとフルーティな味わいが特徴で、バタートーストやストレートティー、ミルクティーに合うそうです。
自作パンに浸して食べようかと思っています。
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