以前、大手クッキング教室に入会する前に、500円体験コースというものがありました。
初めてパン作りに挑戦したのですが、その時に作ったのが「クマのちぎりパン」でした。
そんな動物のちぎりパンを自宅で再現してみようと挑戦したのが今回の試みです。
動物のちぎりパンのレシピ
今回のレシピは、Backe晶子さんの「日本一簡単に家で焼けるちぎりパンレシピ 62アレンジ」を参考にしました。
日本一適当なパン教室の主宰であり、できるだけ簡単に作ろうというコンセプトはとても共感します。そして、様々な簡単なちぎりパンのアレンジがあり、読んでて面白いです。
レシピ本の通り、白生地のプレーンとココアの2色で行こうと思います。
■材料
(1)プレーン(白)生地の材料
・強力粉…140g
・砂糖…大さじ1/2
・塩…小さじ1/2
・ドライイースト…小さじ1/2
・ぬるま湯(35℃程度)…90cc
・バター…3g
(2)ココア生地の材料
・強力粉…130g
・砂糖…大さじ1/2
・塩…小さじ1/2
・ドライイースト…小さじ1/2
・ぬるま湯(35℃程度)…90cc
・バター…3g
・ココア…小さじ1/2

今回使った強力粉は、TOMIZの国産強力粉「春よ恋」です。CDのジャケ買いのノリで、強力粉の名前買いです。春よ恋というネーミングが良いと思います。
全部まとめて混ぜるという荒技
材料一覧を見て、ふと思ったのが、「プレーンとココア、どちらも材料が一緒だから、まとめてこねて、あとでココアパウダーを混ぜるかな」と。
ということで、まとめてこねてみましたが、今回学んだことは、「まとめてこねてはいけない」ということです。
一度すっかりこねてしまった生地に、あとからココアパウダーは混ざりません。必ず本に書かれた通りの手順で混ぜるのがよろしいかと。



270g程度の生地は、こねるのにちょうどよいサイズ感なので、しばらく無心になれる点は、小麦粉をこねた人しかわからない感覚かと思います。
そしてこの「春よ恋」の香りのよさ!柔らかい小麦のオーガニックな香りが大変気に入りましたので、こねた後の爪先についた生地残りは完全に取らないでお出かけしたいくらいです。

どうにか苦労して、プレーン生地にココアパウダーを混ぜ込みました。生地をそれぞれ丸め、常温で発酵させるため、オーブンの中にしばらく入れておきます。
通常は数時間程度でよいのですが、世はクリスマスパーティの時期ということもあり、うっかりこのまま出かけてしまいました。
オーブンの中の謎の物体
発酵途中であるということを忘れ、クリスマスパーティをエンジョイして帰り、ふとオーブンの中のパン生地を思い出しました。そこそこ発酵してぷっくり膨れているだろうな、なんていつものパン生地の発酵具合を想像しながら開けてみたら、閲覧注意レベルになっていました。
超発酵パンです。
ここから復旧可能か、調整が必要です。

パン生地レベルへ復旧するのはむつかしいかと思いましたが、なんとか丸まりました。難儀でした。
昨日はプレーン生地を分けて、ココアパウダーを苦労して練りこみ、混ざらないように距離まであけて一次発酵に臨んだにもかかわらず、結局すべてが一つになってしまいました。


生地は耳の分を残し、8等分を丸め、あとから耳をくっつけます。型がないためオーブントレーに直接並べていきます。
あとは焼くだけですね。
余熱170度で15分焼けば出来上がり!

焼き上がりは何とも謎めいた形状となりました。クマというよりはカエルになったような気がします。
いろいろ放置していた生地でしたので、少し硬めに焼きあがっているようです。
噛み応えのある硬めのパンは、あったかいスープと一緒にいただくのが良いですので、あとで作ろうと思います。
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