年に数回は釣りに行きたいと思うのですが、道具をそろえるのも大変です。JR高尾駅からバスと徒歩で1時間の山奥に、手ぶらで行ける釣り堀があります。
山奥の秘密の養魚場
八王子近辺は、マス釣り場がいくつかあり、シーズンには朝からにぎわっているのですが、それなりに入場料がかかります。本日のマス釣り場は、知る人ぞ知る的なマス釣り場です。
マス釣り場といっても、本業はマスの養殖であり、春~秋の土日のみ、マス釣り場として一般開放されています。
手前の池にはマス、奥の池にヤマメがいます。
こちらの釣り堀の特徴は、入場料は不要ということです。
竿とエサも用意されており、本当に手ぶらでマス釣りをすることができます。
釣った魚100g当たりの代金と、焼くか揚げるかの料理代がかかります。
すぐ釣れるマスがたくさん!
この日は、あいにくの曇り空ということもあり、お客さんも少なく、魚たちは飢えているようで、入れ食いでバンバン釣れてしまいます。
エサを付けた糸を池に入れると、5秒で釣れるので、あっという間にノルマ達成です。
マスはあっという間に釣れるのですが、ヤマメはなかなか釣れません。
養魚所の親父さん曰く、夏前ならよく釣れるそうで、夏後半~秋にかけては、産卵期のため、あまり食べない(メスに夢中?)らしいです。
女将さんは、「マスとヤマメの中間の魚がいると、もっと楽しめるんだけどねー」と言っていました。
リーズナブルな料金設定!
こちらの養魚所では、釣りあげたマス100gあたり350円、ヤマメは1匹450円で購入です。
また、塩焼きと唐揚げは、それぞれ1匹150円の手間賃。
マス4匹、ヤマメ1匹で、焼き3・揚げ2、プラス瓶ビールで3,500円くらいで済みます。
→近所のマス釣り場の入場料レベルじゃないですか?
釣り場には、屋根付きの休憩エリアもありますので、釣った魚を食べることもできます。
裸電球に風情を感じます。
桃栗三年、マスも三年
釣り堀で釣れるくらいのサイズのマスは、成長するまでに3年かかるそうです。
この養魚所では、卵から稚魚を育てていますが、手前の池には2年目のマスが6,000匹いるそうです。
静岡県など暖かい地方では、2年ほどで成魚となるようですが、高尾の山奥の冷たい水ですと、ゆっくり成長するようです。
その代わり、身が締まっていて美味しいんだって。
下の写真、どっちかがマスで、どっちかがヤマメですが、どっちがどっちか分からなくなりました。
どちらもおいしいです。
年々減る都内の川魚需要
昔は都内の料亭などに出荷していたそうですが、最近はあまり出荷されなくなっているようです。かつては正月には川魚が定番だったようですが、ずいぶん変わったようです。
個人的には、定期的にマスを食べたいと思うことがあり、都内のスーパーで探しますが、なかなか売っていません。
もう少し、需要と供給が上手く結びつくと良いなぁと感じます。
とはいえ、急に需要が増えてしまっても、出荷されるまでに3年を要するのが養殖業ですので、バランスは難しいですね。
なんてことを話しながら、女将さんから、ラッキョウと焼きいもをサービスでいただき、ほろ酔い気分で帰途につきました。
ちなみに圏外です。
毎年春頃から11月末日の週末にオープンしています。
あと2か月くらいあるので、もう一度行ってみようと思います。
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