2018年5月18日(金)~23日(水)の期間、埼玉県所沢市の「メットライフドーム」(西武球場前駅)で「第20回国際バラとガーデニングショウ」が開催されています。
国際バラとガーデニングショウとは
1999年以降、毎年開催されている、世界のバラと美しいガーデニングをご紹介する国内最大規模の祭典「国際バラとガーデニングショウ」。毎年18万人が訪れるこの催しは、バラとガーデニングが持つさまざまな魅力をご紹介しながら、新しいライフスタイルを多くの人々にご提案し、自然と共生しながら、新しい文化の魅力を再発見していただくことを目的としており、海外からもユニークなイベントとして高い評価を受けている体験型&苗の購入も可能なイベントです。
会場の構成は、その回毎のテーマにふさわしいシンボルゾーンを中心に、ガーデンデザイナーによる新たな庭造りの提案や世界のナーセリーのすばらしいバラたちのご紹介、バラの魅力に惹きつけられその世界で淡々とまたは情熱的に活動されている方々の作品やその人となりを展示展開しています。他にもガーデンマーケット、ローズテラスでのイベントプログラム、そしてプロ・アマを問わず募集しているバラとガーデンコンテストの展示など、盛りだくさんです。 会期中は約100万輪のバラの花と芳しい香りがご来場の皆さまをお迎えします。
開催地がメットライフドーム(旧西武球場)ということもあり、グランドが主な展示会場となり、外野席から会場を眺めたり、自由にご飯を食べることもできます。
プロ・アマを問わない一般公募のバラとガーデニングのコンテスト
ガーデン、ハンギングバスケット、バラ切り花 、バラ鉢植えの部門別にテーマが決められ、これに則って出品されています。
ガーデン部門ですと、今年の募集テーマは《「十人十庭」~私の庭~》となっており、カテゴリーは「ホームガーデン」、「バルコニーガーデン」、「フロントガーデン」の3つです。
- 自分の暮らしの中で様々な趣向、様式を組み込んだ「私にとってのいい庭」を、バラと植物を楽しみながら提案していただきます。
それぞれの生活シーンの中で、バラや植物を楽しみながら、日々の暮らしを心豊かにする庭の作品を広く募集し、書類審査を通過した入賞作品が展示され、最終審査では、テーマ性はもとより、デザイン、造園技術、植物の品質を含めた総合評価で大賞が決定されるということで、大賞…1作品 賞状・賞金300万円カテゴリー、サイズにかかわらず、すべての作品 の中から1作品選出。 大賞作品には国土交通大 臣賞が授与されます。
エントリー作品の中で、面白いと感じたのは
ガーデン部門には38団体がエントリーし、この中には企業として活躍されている団体もあれば、中央工学校、熊谷農業高校、相原高等学校などの学校もあります。どの作品も大変力の入っており、小さいながらも「家」を作っている団体も多くあります。
個人的に面白いと感じた作品は、「古民家の庭から ~蘇える時を夢見て」という作品です。静岡県田方郡函南町の株式会社一葉の作品です。古民家好きにはたまりません。タイル張りの流し、かまどなど昭和風情があります。
大賞は、第1回にも最優秀賞(大賞)を受賞した「相模庭苑株式会社(神奈川県茅ヶ崎市)」の「From the cradle to ~庭と生きる人生~」という作品のようです。
モリの中の小さな家のようです。家の後方から手前にかけて、流れるように木々が配置され、フロントのグリーンも濃淡と高低が絶妙にバランスを保っています。
本田技研工業株式会社のお庭
車やバイク、飛行機を作っている世界企業「本田技研工業株式会社」もバラショウに出展しています。
ドーム内に小さな庭付きの家がある風景は今しか見ることができません。こちらのアメリカンカントリー風の家の2階にはバルコニーまでついています。
HONDAの自動芝刈り機が芝生を刈っています。
家の裏には野菜畑があり、HONDAの耕運機が活躍しています。
世界が認める庭園デザイナー石原和幸氏が手掛ける ランドマークガーデン
景観アーティスト であり、庭園デザイナーでもあり、イギリス王立園芸協会(RHS)主催するガーデニングショウで9個のゴールドメダルを受賞した石原和幸氏の作品が展示されています。8mもの緑のタワーだそうで、なんせ巨大、まるで山のようです。圧倒的な存在感と迫力をもたらしています。
バラ鉢植え部門とバラ切り花部門の大賞は?
今年のバラ鉢植え部門とバラ切り花部門の大賞は両方とも黄色いバラでした。バラの種類には詳しくないのですが、最近は黄色いバラが流行しているのでしょうかね。
開催概要
名 称 | 第20回国際バラとガーデニングショウ International Roses & Gardening Show2018 |
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会 場 | メットライフドーム[展示面積:13,000㎡] 〒359-1196 埼玉県所沢市上山口2135 |
会 期 | 2018年5月18日(金)~23日(水) 9:30~17:30(入場は終了の30分前まで) 最終日23日は17:00終了 |
開会式 | 2018年5月17日(木)14:00~ |
特別内覧会 | 2018年5月17日(木)15:00~18:00 |
主 催 | 国際バラとガーデニングショウ実行委員会 (毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社・西武鉄道) |
共 催 | (公財)日本ばら会 |
後 援 | 外務省、農林水産省、国土交通省、(公財)国際花と緑の博覧会記念協会、 在日フランス大使館 貿易投資庁-ビジネスフランス、オランダ王国大使館 農業・自然・食品安全部、 駐日ブルガリア共和国大使館、英国政府観光庁、(一社)日英協会、埼玉県、所沢市、(一社)日本ハンギングバスケット協会、(公社)日本造園学会、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会、(公財)都市緑化機構、プリンスホテル |
協 力 | J:COM、Act On Tv 、(一財)日本花普及センター、(公社)日本家庭園芸普及協会、(一社)日本植木協会、(一社)日本施設園芸協会、(一社)日本造園建設業協会 (一社)日本造園組合連合会、(一社)日本種苗協会、家庭園芸肥料・用土協議会 日本ばら切花協会、(公社)日本アロマ環境協会、JAGジャパンガーデンデザイナーズ 協会、本田技研工業、西武造園、西武緑化管理、横浜緑地 |
企画運営 | NHKアート、電通イベントオペレーションズ、西武レクリエーション |
来場目標 | 20万人(第19回実績:178,543人) |
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