最近、めっきりお菓子作りをしなくなってしまったのですが、気を取り直して、「万が一、カフェ的なお店をオープンさせることになった」場合に備えて、新作マフィンを開発しておこうと思います。
これまでの焼き菓子レシピを見直す
これまで細々と焼き菓子を作ってきていましたが、その日暮らしのレシピで特に振り返ることもしていなかったのですが、商品開発でしたら、これまでのレシピを見直してみようということで、メモ帳のあちこちに書き込んだレシピをまとめてみました。
材料の混ぜ方や焼き時間は様々ですが、焼き菓子系の基本材料を大きく分けると、①小麦粉(薄力粉)、②ベーキングパウダー(BP)、③砂糖、④卵、⑤塩、⑥油あたりでしょうか。これに⑦牛乳を加えて、その他トッピング材料を加えたら、色々な焼き菓子になる感じです。
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※凡例…小1:小さじ1(約5g)、B:バター
今回のマフィンレシピ
まずは試作ということで、次の通りとしました。中サイズのマフィンが5個作れる程度の量です。
味コンセプト:甘さ控えめ、しっとりさせたい。
コンセプトの理由として、①粉ものお菓子作りは好きですが、あまり甘いのは好きではないのと、カロリー的な視点で、②マフィンのモソモソ感で口の中の水分持っていかれるから。
■ベース生地
- 小麦粉…200g
- ベーキングパウダー…小さじ2
- 砂糖…40g
- 卵…2個
- オリーブオイル…40g
- 牛乳…20ml
■種類
- プレーン
- バナナ
- チョコバナナ
- 抹茶
- きな粉
■トッピング
- スライスアーモンド
新作マフィンを試作する
とりあえず、ベース生地を全部混ぜますが、小麦粉、BP、砂糖、塩が出来るだけ均等になるように、粉をファサファサしておきます。
卵、オリーブオイル、牛乳を入れてさっくり混ぜます。あんまり混ぜすぎるとコシが出そうです。
新作マフィンの作り方
今回は試作品なので、ベース生地の仕上がりを確認する用の「プレーン」と、プレーンにバナナを1/2本加えた「バナナ」、それにお菓子のベビーチョコを加えた「チョコバナナ」、抹茶パウダーを練り込んだ「抹茶」、きな粉を練り込んだ「きな粉」の5種類をまとめて焼きます。
- プレーン…小麦粉、BP、卵、塩、牛乳だけ
- バナナ…プレーンに完熟バナナ1/2本を練り込み
- チョコバナナ…2.バナナにベビーチョコを練り込み
- 抹茶…プレーンに抹茶パウダーを練り込み
- きな粉…プレーンにきな粉を練り込み
型に入れて、オーブン余熱180度で30分焼きました。
お手持ちのオーブンではあまり焼き色がつかなかったです。また、型に入れた生地の量も適当だったので、焼き上がりのボリューム感も違っていますね。
どれもおいしそうに仕上がっています。抹茶の色合いは「ヨモギ」のようにも見えます。ヨモギ味のマフィンも美味しそうです。
焼き上がり直後はしっとりとしている感じです。中の生地もしっかりと発泡して膨らんでいます。
味は想定通りの甘さ控えめ、素朴な薄味。パクパク系のマフィンに仕上がりました。
新作マフィン試作の反省点
ただ、反省点もあります。
- プレーン…何も入っていないだけあって、素朴な味=味がしないように感じました。あえて何かの味を強くする必要があるように思います。パサつきがあります。
- バナナ…しっとり感はOKです。
- チョコバナナ…バナナのしっとり感とチョコの甘さが生地によく馴染んでいて、今回の中で一番良い出来でした。
- 抹茶…先に生地を作った後に抹茶パウダーを練り込んだので、水ッ気が上の3点より少なく、パサパサ感があります。ただ、抹茶の風味は多めに入れただけあってかなり強く出ました。ホイップクリームとハーシーズのチョコレートをトッピングすることで、1ランクアップが狙えそうです。
- きな粉…超きな粉風味。日本の味。もう少ししっとり感が欲しいが、食事系マフィンという位置づけであれば、これでも十分かもしれないです。
次回はもう少ししっとりとさせたいので、オイルと水分量を調整してみるのと、蒸しパン風も検討してみます。
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