吾作割れせんべいの工場見学

体育館のような広さに量産せんべいマシーンが活躍する! 粉もんではないけど
体育館のような広さに量産せんべいマシーンが活躍する!




お気に入りのせんべい「吾作割れせん」をよく食べるのですが、「工場見学出来ます」とパッケージに書いてあるのです。工場の場所は埼玉県川越市とあり、東京からそれほど遠くありません。気になっていたのですが、なかなか行く機会がなかったので、仕事を休んでいくことにしました。

吾作割れせんとは?

吾作割れせんとは、埼玉県川越市に本社を構える「宮坂米菓株式会社」の主力商品です。価格・ボリューム・品質のバランスがとてもよく、常に自宅のおやつ棚に1袋ストックされています。

袋を開け、ひとかけでもかじろうものなら、ついつい手が止まらず、結局一度に一袋くらいはすぐに食べてしまいます。そんな吾作割れせんですが、パッケージの裏側に気になる一文が記載されています。

埼玉県川越市の宮坂米菓株式会社が作る「吾作割れせん」
埼玉県川越市の宮坂米菓株式会社が作る「吾作割れせん」

パッケージの裏側に「工場見学出来ます」と、サラっと書いてあります。工場見学OKならすぐ行きましょうということで、ネットで予約しました。

吾作割れせんの工場見学ができる。
吾作割れせんの工場見学ができる。
宮坂米菓ウェブサイト
宮坂米菓ウェブサイト

宮坂米菓株式会社の本社工場を見学!

川越の工場は、東京都内から車で一時間程度で行くことができます。見学に行った日は平日だったのですが、幼稚園児や小学生の団体客でごった返していました。大人気のようです。

都内から一時間ほどで宮坂米菓本社工場に到着。
都内から一時間ほどで宮坂米菓本社工場に到着。

着くなりせんべいの作り方レクチャーがさっそく始まります。
すぐ近くには、社長さんもウロウロしており、中小企業感たっぷり、大企業の工場見学にはない面白さがあります。

売店で簡単にせんべい工場の流れを教えてもらえます。
売店で簡単にせんべい工場の流れを教えてもらえます。

こちらの工場では、せんべいの生地は外注で、焼きに特化した工場だそうです。せんべいの生地だけを作る工場があることに驚きです。

宮坂米菓の工場では、撮影OK! SNSへアップしてOK!ということでした。
広告宣伝という点では、口コミを積極的に取り込んでいくのは良いことだと思います。

せんべいを焼いている風景は二階から見ることができます。大量のせんべいが次々と焼かれています。
工場の方が説明してくれましたが、一日9トンのせんべいを焼いているそうです。枚数換算ですと、およそ45万枚!毎日これだけのせんべいが全国のスーパーへ発送されるのです。

主力の割れせんは、わざわざ割っているのが特徴です。
わざわざ割って醤油ダレが全体につくように工夫されています。
割りは機械だったり、人の手だったりするようです。
奥のラインでは、焼き上がったせんべいに海苔を貼り付ける作業が行われています。

体育館のような広さに量産せんべいマシーンが活躍する!
体育館のような広さに量産せんべいマシーンが活躍する!

すぐ真下では、ベルトコンベアに流れるせんべいを取捨選択している職人さんがいます。我々には分からないのですが、割れや欠けなどをはじいているのでしょうか。

せんべい職人が焼き上がりをチェック!
せんべい職人が焼き上がりをチェック!

吾作割れせんに隠された秘密!?

実は、吾作割れせんには隠された秘密があります。
これは、長期間にわたり定期的に吾作割れせんを食べ続けた者にしか見えない秘密なのです。

吾作割れせんに隠された秘密!?
吾作割れせんに隠された秘密!?

バリっと割れたせんべいが特徴の吾作割れせんの中から、ハート形のせんべいが見つかることがあるのです!

これまでに何袋も食べましたが、1回しか見たことありません。これに気づいたときは、思わずニヤッとしてしまいます。
そして、「この会社、絶対いい会社だわ」と感じます。

そんな気持ちを、割れせん愛好家の皆さんは、手紙にしたためて「お客様相談室」に送ってくるそうです。

袋詰め工程

袋詰め工程は自動化されています。上から流れてくるせんべいの分量を量り、自動で袋に入っていきます。
ちびっ子たちも袋詰め工程にくぎ付けです。

割れせんの袋詰め工程。
割れせんの袋詰め工程。

ちょうどこの日は、2台ある自動包装機のうち、1台の調子が悪かったみたいでした。
焼きが順調でも、包装で1ラインが止まってしまうと出荷量は半分になってしまうので死活問題です。
そんなところまで見えてしまうのが、工場見学の醍醐味です。

2台のうち、1台の調子が悪いみたい・・。
2台のうち、1台の調子が悪いみたい・・・。

さて、工場見学を終え、ゆっくりとお土産せんべいを見ようと売店へ戻ると、大変なことになっています。売店が人であふれかえっています。
ちょうど、歩く会の皆さんが立ち寄ったみたいで、50~60人くらいの団体でギューギューになりました。
こんなこと、めったにないことだと思いますけど。

売店内は人であふれかえってる!
売店内は人であふれかえってる!

歩く会の皆さんも、割れせんを買って、店先でボリボリ食べていました。

売店の外も人がいっぱい!
売店の外も人がいっぱい!

お昼時ということもあり、5~6袋買ってもすぐになくなります。帰りがてら、あちこちお土産配ると手元に残ったせんべいは、たったの2袋。
もう少し買っておけばよかったと後悔、後悔。

工場の皆さんが手貼りしてくれた海苔せんべいは、パリっとした海苔がせんべいからはがれやすのが特徴です。
海苔を押さえながら、せんべいをポリポリ食べるのが通です。
それと、海苔の味が濃くて、せんべいととてもよく合います。

5~6袋買っても、1500円くらい。
5~6袋買っても、1500円くらい。

おまけの観光

宮坂米菓から車で10分程度の場所に、吉見百穴(よしみひゃくあな)という日本最大級の横穴があります。古墳時代後期の横穴墓群の遺跡だそうです。ちょっとした小高い山に無数の横穴が掘られています。
桜の時期ですので、このあたりでランチを食べるのもよい観光になりますよ。

この付近には、何度か蕎麦の実を買いに来たことがあります。埼玉県産の蕎麦の実から作るソバは美味しいです。
こちらもご覧あれ!

吉見百穴。
吉見百穴。

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