2018年7月13日~10月10日の期間で、東京上野の「国立科学博物館」にて「昆虫展」が開催されています。俳優・歌舞伎役者である香川照之さんがオフィシャルサポーターとなっています。
昆虫ってなんだっけ?
大人になると、昆虫と触れ合う機会が減り、ある日突然、再び昆虫に向き合う瞬間が来ると、そのグロさに大変衝撃を受け、トラウマになってしまう方も多いかと思います。たとえダンゴムシであっても、「昔触れたのに、今は絶対無理!」という、皆さんのことです。
昆虫は、実は地球上でもっとも種類の多い種で、哺乳類は約6,000種、鳥類は約9,000種、昆虫は約95万種と言われています。地球上で、最も多数決に強い種族は昆虫なのです。
さらに昆虫は、ダーウィンの進化論の枠の外にいる生命体ともいわれ、進化の過程がないままに、突如として現在と同じ形状の種が発生しており、宇宙生物なのでは!?などともいわれています。
そんな昆虫ですが、哺乳類や爬虫類のように、骨格を持たず、外骨格と呼ばれる外側の硬い甲羅に囲われている点では、カニのような甲殻類と似ています。
昆虫って、脱皮するんじゃなかったっけ?
遠い昔の記憶をたどると、昆虫って脱皮するような記憶がよみがえりました。例えば、卵→幼虫→何かサナギ→カナブンのように。居候の甲殻類「アメリカザリガニ」さんも、しばしば脱皮し、大きくなっているようです。
そんな疑問がふと沸き上がり、帰りのバスの中で「昆虫 脱皮」で検索すると、やっぱり脱皮するようです。不完全変態・完全変態など難しい表現でしたが、脱皮し、成長するのは間違いないようです。
それをしっかり教えてくれた、ヤバいサイトが「DANGO64 JAPAN」です。とても丁寧に、ダンゴムシの脱皮、および脱皮のリスクについて解説し、実例も併せて説明していただけています。
正直、ダンゴムシにここまで向き合ったことはありません。ダンゴムシといえば、小学生の時に、手のひらいっぱいに集めて家に持って帰ったり、銀玉鉄砲やBB弾の代替品として活用したり、肉食魚のエサとさせてもらったり、という程度でお世話になった記憶はあります。身近な昆虫ですが、実は流行りの「ダイオウグソクムシ」さんらと同じ種族のようで、脱皮を繰り返して成長するそうです。
「DANGO64 JAPAN」さんでは、ダンゴムシの脱皮が失敗した場合の状況を画像を示しながら教えてくれています。さらに、その失敗した皮をパリパリと剥がしてあげる優しさもあるようです。なぜここまでダンゴムシ愛があるのかは、はかり知れませんが、大変面白い考察です。
うちのアメリカザリガニだって脱皮するし!
大変素晴らしいサイトに出会え、悔しい思いで「うちのアメリカザリガニだって脱皮するし!」と思いましたが、ザリガニが脱皮することを忘れていたため、一瞬死んだザリガニが増えたと思って、怖くなってすぐ捨ててしまい、写真がありません。
なので、うちのザリガニでの自慢話といえば、「脱走癖がある!」ということを強調したいと思います。食洗器で休んだり、玄関の靴の中で休んだりする、粋なアメリカンです。
ザリガニといえば、北欧スウェーデンでは、「ザリガニパーティー」なるものがあります。元々、アメリカザリガニも食用として輸入されたものが日本の自然環境に適応し、爆発的に増えていったという話は有名です。
比較的、たくましい生命力を持つ甲殻類代表ザリガニは、クレフトフィ―ヴァ(Kraftskiva)というそうです。以前、スウェーデンでモテモテになろうと画策し、六本木のスウェーデン語教室に通ったものの、先生の「スウェーデンの冬は薄暗く長いため、鬱になる」というアドバイスを聞いて、ハワイ派になったカチャカチャは、スウェーデンのことなんて一切分かりませんが、とにかくザリガニを食べる日があるようです。
スウェーデンの家具販売会社「IKEA」では、毎年ザリガニぱーりーを開催しているようで、昨年は2017年8月3日(木)~8月20日(日)の期間で実施されたようです。
たぶん、今年も実施されると思いますが、驚きはその値段です。
ザリガニパエリア
昨年に引き続き、ザリガニ、アサリ、イカなど魚介の旨みがぎゅっとつまったパエリアが登場。
¥ 750
パエリアいらないよー、なんて方はザリガニ単品でオーダーしたら良いのです。
ザリガニプレート
もちろん、ザリガニは単品
でもお楽しみいただけます!
¥ 349/3匹
うちのアメリカザリガニさんも美味しく食べられるのかしらと思うと、ワクワクします。
イケア新三郷店のザリガニ、あるよっ!
イケア新三郷店では、いよいよ2週間後です!夕方17時から2時間だけの貴重な時間。
IKEA 新三郷
ザリガニパーティー チケット店舗販売
2018/08/04(土)
17:00 ~ 19:00※お申し込み不要の
ワークショップ・イベントです
最後に、昆虫を好きになる方法
昆虫の魅力を知りながらも、昆虫が好きになれない方に、昆虫を好きになる方法を伝授したいと思います。
「こ、こいつ、動くぞ!」という感じで、見ておけばよいです。
家庭昆虫Gのように、ゾゾーっとする昆虫もいますが、カナブンやカメムシなどは、「なぜ、このような小さな思考器官で、こんなに精密に動くのか?」という問いのもと、ジイーっと観察していれば、自然と大丈夫になります。カミキリムシを見つけたら、真っ先に捕まえて、キシキシ鳴く声にワクワクすることでしょう。
触ったりする必要はありません。ただ観察しているだけで、昆虫が一生懸命生きているのが分かり、「まあ、その辺にいてもよかろう」という考えになり、植木に大量発生したカナブンをひたすら集めたくなることでしょう。
近い将来、我々人類は昆虫を加工した「昆虫食」を主タンパク源となることかと思います。これに合わせ、今のうちに、昆虫に対する免疫を持っておくのがよろしいのではないかと思います。
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