チャタテムシがおうちの中にいました。
テレワーク環境にすっかりなじみ、ダイニングテーブルをオフィス代わりにのんびりと仕事をしていると、読みかけの本の上を体長1ミリ程度のダニのような虫が歩いています。
以前もおうちの中を飛び回る虫さんのレポートをしましたが、それの続編でしょうか。
ダイニングテーブルの上を歩くダニのような虫
この虫、先日はテーブルの上を歩いていたのですが、ダイニングテーブルの近隣をウロウロしているようで、気になるので観察してみることにしました。
まずは、軽く指で押さえ、顕微鏡で確認するとダニとは違う体の構造をしています。
よく見ると、頭部・胸部・腹部で構成され、胸部から脚が6本生えていました。
なので、ダニではないが、シロアリにしては小さすぎる・・・。
という訳で、いつもお世話になっているヤフー知恵袋に聞いてみようと思ったのです。
しかし、その前に念のため「ダニに似た虫」で検索すると、ちゃんと答えがありました。
チャタテムシ。これは絶対「ヒラタチャタテ」です。体長が約1~1.3mmとあり、今目の前にいるのと同じです。
チャタテムシは、ダニと誤認されることが多いですが、ダニは肉眼で確認できません。そのため「ダニが大量に発生してしまった」という場合、ルーペや顕微鏡を使っていない限り、チャタテムシである可能性のほうが高いでしょう。
チャタテムシとは
東京都のHPにもありますが、「ともに室内で見つかり、人に不快感を与えます。大きな害はありません。」という虫です。
- チャタテムシ目に分類されるのは世界で2,000種類以上
- 畳の上などでよく発見されるが、屋内に生息する種類はコナチャタテ科やコチャタテ科などの一部だけで、多くは野外で生息
- 日本を含め世界的によく見られる種類で、グローバルな虫
- 古本の糊(ノリ)や乾麺・チーズなどの食品も大好物
- 寒い場所は苦手
- ヒラタチャタテには雄(オス)は存在せず、雌(メス)だけで増えていく
メスだけで増えるということは、1匹見つけたら、どんどん増えるよ、ということなんでしょうか。たぶん、小麦粉のような粉もんも大好きなんでしょうね。
顕微鏡にうつる愛らしいチャタテムシをスマホで撮影したので、必要な方はご利用ください。
引き続き、お家で見つける昆虫画像を入手次第、報告いたします。

参考:アース製薬HP「よくダニと間違えられる?新築にも発生するチャタテムシってどんな虫?」
東京都福祉保健局「チャタテムシとシミ」
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