先日、「里のMUJI みんなみの里」のほど近い、南房総あたりをウロウロしてきましたが、すぐ近くに「ガラス工房アルコス」というガラスづくりの体験ができる工房へ行きました。
宇宙ガラスとは
少し前のことですが、宇宙ガラスというものが流行りました。宇宙ガラスとは、ビー玉サイズのガラスの中に、銀河系がすっぽりと入ったようなトンボ玉で、映画「メン・イン・ブラック」の最後のシーンで宇宙人が拾い上げた玉のようなものです。
そんな宇宙ガラスをプロの指導のもと、まったくの初心者が作れてしまうのが、この工房の特徴です。
ガラス工房アルコスは海外ご出身(聞いたけど忘れた)のソウザ・ムリロさんがセルフビルドで作り上げた工房です。その外観は、海外の田舎の隠れ家のようです。
アルコスで作られる作品
アルコスで作る作品は、バーナーワークで作る作品が多いようで、その素材として耐熱ガラスが使われています。
耐熱ガラスとは、ボロシリケイトガラスのことで、1200度以上の非常に高い温度で溶かしながら、さまざまな形を作り出していきます。ボロシリケイトガラスは、一般のガラスに比べて熱や衝撃に強く、薬品にも変質しにくいという特徴があるため、理化学のビーカー、フラスコ、また食器の材料としても広く使用されているそうです。透明度の高いクリアーのガラスをメインに、ブルーやブラックなどで背面を作り、中に他の色や素材を入れ込んでいきます。
そんなわけで、作ったのが↓これです。
しずく型のガラスの中に、銀河が広がっています。
酸素バーナーを使いながら、一時間程度で作ることができ、料金の3,000円ちょっとくらいです。
※宇宙ガラスが商標登録されており、 クリエイターによる利用に限って「宇宙ガラス」の商標利用を許諾しているそうです。特許庁で検索したところ、確かに登録されているのですが、「標準文字商標」ではありませんでした。名称の独占的使用権ではなく、ロゴの権利ですので、登録されているロゴを使用する際は、商標利用の許諾をお願いする、ということになるのでは・・・と、思った次第です。
ガラス工房アルコス
ガラスづくりの体験は予約をした方が良いです。休日に行きましたが、小さな工房でありながらも、次々と予約者が来るくらい人気のある工房です。
駐車場は5台分くらいありそうでした。駐車場までの道のりは、細い急な坂道を上る必要があり、思いのほか遠く感じました。
野生のキジのつがいがウロウロしている環境です。
- 〒296-0123 千葉県鴨川市北風原753-6
- TEL:04-7097-1782
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